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牧師の書斎 2019.5.5

令和の時代に入った。昭和の時代の戦後に生まれ、18歳の時に主に出会い救われ献身し、26歳の時に妻と結び合わされて八尾南福音教会の開拓を始めさせていただいた。平成の時代には出戸の開拓が始まり、そして「令和」の時代と、3時代に亘って父なる神に仕えることを赦され感謝している。また、年をとった、とも実感している。


 振り返って、これまでの2つの時代に生かされて、神様が下さった恵みが計り知れないものであることを経験させられた事を思い主に感謝するとともに、この令和時代にも主がさらにどんな祝福を準備して下さっているかと楽しみにしている。


 今、牧師の書斎を書きながら思うことは、パソコンや印刷機の普及によって週報を作ることがずいぶん楽になったことである。教会開拓時代は毎週、週報はガリ版刷りのものだった。原紙をやすりの上に置いて鉄筆で「ガリガリ」と書いたものを、ローラーでインクをつけ印刷をする。今でも開拓時代からの週報を時たま見ることがあるが、その時代の兄弟姉妹たちの顔や、一緒に礼拝し、伝道した時のことが思い浮かぶ。1977年2月に教会設立式の時、記念誌第1集をガリ版刷りのもので出した。5年ごとに手作りの証集「小羊の詩」を休日に集まってみんなで仕上げた良い思い出もある。教会設立20周年誌は全部印刷会社へ委託し、40周年記念誌は教会でデータ化したものを印刷会社に送り印刷製本された。初期の記念誌は今の時代と違って洗練されていない、泥臭い記念誌であったが私にとっても、家内にとっても思い入れのあるとても大切なものである。「バリアフリー」の教会として、年齢を超えて昭和、平成、そして令和時代生まれの3世代のクリスチャンが集められる教会を祈っている。


 歴史の新しい節目に生かされている私たちを神が用いて下さるように祈っていこう。