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牧師の書斎 2019.12.8

 アドベントに入り、クリスマスの特別な諸行事に向けて準備を進めている。しかし、毎年思わされていることは巷ではクリスマスを前にしてもうすでにお正月モードに変化している事に疑問を感じている。

 

巷では商機を逸してならないと早くから取り込もうとしエスカレートし、最近は8月頃にはお正月のおせちのパンフレットが新聞に入り、またダイレクトメールでも届くから呆れてしまっている。消費者は商業ベースに完全に踊らされていると言っても過言ではない。正に、残念なことに主イエス不在でデカダンスのクリスマスである。だからこそ私たちはこの世の流れに翻弄されないように、主をしっかりと見上げて生活することが大切である。主が「あなたがたは世の光です」と言われた。キリスト者は主イエスのいのちの光を桝の下に置くのではなく、燭台の上に置きこの暗闇の世界の中にあって照らし続けるために生かされている(マタイ5:14~16)。


 私たちを罪の泥沼から、死の恐怖から救い、永遠のいのちを与えるために来られた主イエス・キリストの福音を地域に発信していかなくてはならない。地域の救いのため遣わされた教会が、もっと地域に根差した伝道活動を展開するためのプログラムを神に祈っている。