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牧師の書斎 2019.12.15

 小集会室に掲げているBFPJapanのカレンダーに、クリスマスシーズンの12月23日から30日まで「ハヌカ祭り」と書かれている。ハヌカの祭りは別名「光の祭り」と呼ばれている。これは旧約聖書に記されている祭りではない。BC2世紀、パレスチナがギリシアの支配下にあった頃の、タムルード(口伝律法)の中にハヌカについての記事がある。


 神殿を占拠したギリシア軍は、神殿の燭台(メノーラー)をともす油のツボをみな汚した。しかし、神殿解放の日、やっと一つの油壺が大祭司の封印のまま見つかった。油はわずか一日分にも満たなかったが、点してみると何と8日間も燃え続けたという。この奇跡を記念して祭日とし、「光の祭り」が制定されたそうである。


アドベント、待降節は光の祭りであり、それは「すべての人を照らすまことの光として来られた」主を待ち望み時である。今週は第3アドベントを迎える。キリスト者の灯芯はキリストに繋がっていてこの世を照らす者として生き、いつまでも燃え続けることが出来る。
ますます闇が濃くなりつつある今の時代、周囲の人々の中で世の光として光を掲げて日々生きよう。