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牧師の書斎 2020.4.12

イースターおめでとうございます。今年はコロナウィルスの感染拡大のために教会でイースターの礼拝と兄弟姉妹との愛餐会が出来ない事が残念に思っている。


新型コロナウィルス感染が拡大し、政府が7日、東京都を始め、7都道府県に非常事態宣言が発令され、9日には感染者が東京、大阪でも倍増し危機感を募らせている。一日も早くこの疫病の蔓延から終息宣言されるように続けて祈ろう。


「危機と人類」の著者であるアメリカの人類生態学者のジャレド・ダイヤモンド氏が21世紀の4つの脅威についてその1は、核の脅威、2は気候変動、3は資源の枯渇、4は先進諸国とそ以外の国々との経済格差である。地球の最大の脅威は人類であると警告をしている。しかし、ダイヤモンド氏は4つの脅威は人類が本気になれば解決できると言ったが今も全人類の感染の恐怖が続いている。使徒パウロは罪がこの世に入って「被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています」(ローマ書8:22)と言った。

 

コロナウィルスのワクチンが完成されていない今、感染者の致死率は2パーセント台と言われているが、最初の人、アダムの罪によって死が全人類に及び、人間の罪の感染率、致死率は100パーセントである。パウロは「罪の支払う報酬は死である。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主イエス・キリストにある永遠のいのちです」(ローマ書6:23)と言った。主は私たちの罪のため十字架にかかられ、死なれたけれども、よみがえられた。「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者はたとえ死んでも生きるのです」(ヨハネ11:25)と言われた。イースターのこの日、死に打ち勝って、今も生きて働いておられ、信じる者に永遠のいのちを与えて下さった主を賛美し、父なる神をほめたたえよう。