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牧師の書斎 2020.4.19

中国から始まったコロナウィルス感染が全世界に拡大し、感染者数が200万人を超え、死亡者数も15万人を越えようとしている。日本でも緊急事態宣言が出され、外出自粛が呼び掛けられ、この2週間、私と妻は極力外出を控えている。しかしながら、感染者の増加が続き終息の気配が一向に見ることが出来なく、残念ながら、集まっての礼拝は難しく、もうしばらくネット配信での礼拝を続けざるを得ない状況である。長丁場になる覚悟がいるかも…

 

今、世界の指導者たちはコロナウィルス感染によって多くの人命が奪われ、社会生活が制限され、経済的にも甚大な被害をもたらした未知のウイルスを追究しようとしている。米政権は、パンデミック( 世界的な大流行) を引き起こした新型コロナウィルスの発生源の調査も進めており、コウモリの研究をしていた中国・武漢の研究所由来である可能性も排除していないと述べた。またWHOの初期対応が十分ではないという批判など中国に対する人々の憎悪がエスカレートして来ている。世界2大米中国家間の覇権争いも関係し、更なるデッドヒートが続くことの危惧を感じているのは私だけではないだろう。

 

今、コロナウィルスに感染しないように自分を守ることで精一杯であるが、ウィルスとサタンの働きは良く似ている。世界中の至る所に出没し、人と人との間に憎しみを生じさせ、多くの血を流させ、罪のない者の命を奪う。「私たちの戦いは血肉によるものではなく、主権、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天にいるもろもろの悪霊に対するものです」(エペソ書6:12)。

 

私たちは今こそ神に向って両手を上げ、力ある御名で祈り、サタンに立ち向かっていかなければならない。と同時に外出を自粛し、手洗いやマスクを常に心がけてソーシャルディスタンスに注意を払い自らの身を守ることを心がけよう。