· 

2020.6.21 牧師の書斎

6月に、コロナウィルス感染拡大に伴う非常事態宣言が解除された。

 

2か月の長い「Stay Home」期間に運動不足解消のため、再び早朝の散歩を始めた。八尾空港周りの用水路横の散歩道の横にある綺麗とは言えない用水路に親子の鴨や大きな鯉もしばしば泳いでいる。散歩を続ける中、季節と共に周りの景色も少しずつ変わっていく。

 

空港周辺の畑が水田に変わり、田植えが始まり整然と並んだ苗が印象的である。その水田を見ながら、ふと私は「一年間に私がごはんを食べるためどれくらいの広さが必要なのだろうか」と思い、Webサイトで調べてみた。農林水産省のHPに、「私たちが1年間に食べるお米の量は61kg(平成17年度)、収量は1000平方メートル当たり約500kgですから、61kgのお米を生産するのに必要な面積は122㎡となります。1割余裕を見て、だいたい40坪でしっかりと稲を育てれば1人が1年間食べるお米がとれる計算になります」と書かれていた。一人が一年間の食べるお米を収穫するためには40坪の土地の手入れと農家の方々の汗と労苦と神の恵みの太陽と雨とが必要である。

魂の収穫のためにも神の恵みと聖徒たちの涙と汗が流されなくては実を結ぶことは出来ない。Withコロナの今、新しい生活様式の中での宣教を祈っている。

 

今年も苗の成長のためになくてはならない梅雨シーズン到来である。「あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちている」(詩篇65:9)涙と汗をもって福音の種を蒔くものは、収穫の喜びを刈り取る日が必ずくる。神は天から御目を注ぎ、私たちの全ての生業をつぶさにご覧下さり、御手を伸ばし、支え、事を実行される。ハレルヤ!今日も、足取り軽く30分の至福の散歩の時間が始まる。