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2020.7.5 牧師の書斎

新型コロナウイルスの感染によって国内の死者数は2日時点で1000人に迫っている。

 

欧米諸国の比ではないが亡くなられた方々の最期に十分な看取りのできない残酷な現実が衝撃を与えた。第2波が来ると予測されている今、コロナ禍は私たちに何をもたらすかを考えている。マスクを着け出来るだけ人と距離を保ちながら生活すると言う新しい生活スタイルは「分断の危機」の危険をはらんではいないだろうか?

 

主イエスは交わる事を好まれた。いつも共に語り合い、食事をされ、貧しい者や忘れ去られているような人を尋ね友となられた。ヘブル人の手紙を書いた記者は、その手紙の10章に「ある人々のように、一緒に集まる事を止めたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか」と綴っている。

 

4月、5月の緊急事態宣言が発出された折、教会の礼拝が動画、ネット配信することが出来とても感謝した。しかし、便利な文明の利器(笑)も神の御心からすれば「召しだされた者たちの集まり:エクレシア」の分断に他ならない。便利な時代を享受している私たちのつけは大きいかもしれない。

傍らにいて呻きとりなして下さっている御霊の思いに心をすましてみよう。