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2020.10.11 牧師の書斎

9日(金)の朝、教会の玄関にプランタンに植えたコスモスの花が届けられていた。35年前の10月8日は次女、伴恵(妻が、生きた証のために、出生届を出してほしいと言って詩篇23篇から「私の生きているかぎりは、必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう」とつけた名前)の誕生日で、翌日の9日に天に召された。

 

コスモスは妻の一番好きな花で、一周年の召天記念日に、集まって下さった方に手作りのコスモスを持って帰っていただいた。そんなことを覚えて、この時期になるとコスモスが届けられる様になった。もう20年近く妻の心に寄り添って、共にこの日、生まれてすぐに主に召された子を愛しんで下さっている。有り難いことだと主に感謝している。召された当時は、八尾南会堂献堂2年目、銀行からの多額の借入金があり、私は会社の仕事と教会の働きの中で戦いの中にあった。

 

しかし、真実な主はこの間もずっと私たち家族を恵みといつくしみの中に導いて下さった。

数年前、アメリカの田舎町に暮らす家族が経験した奇跡の実話「天国はほんとうにある」を鑑賞した。「垂炎破裂で生死の境をさまよった4歳のコルトン君が、奇跡的に命をとりとめた後、牧師の父親と母親に驚くべき体験について話し出した。手術中に天使に迎えられて天国に行き、彼が生まれる前に他界した曽祖父や、母親が自分を妊娠する数年前に流産したあかちゃん(自分の姉)との出会いや、天国の様子などを描写し、人々はその話しによって癒されていく。

 

地上で2日しか一緒に過ごすことが出来なかった伴恵ちゃんと天国で再会するのを楽しみにしている。