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2020.12.6 牧師の書斎

2020年もあと残すところ1ヶ月を切った。今年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2020 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が1日に発表され、“年間大賞”に「3密」が輝いた。今年は新型コロナウィルス感染拡大のゆえに私たちの生活が大きく変わった。

 

3月位から厚生労働省などが呼びかけた新型コロナウィルスの感染防止を目的としてソーシャルディスタンスという言葉がどこでも使われ始めた。「3密(密閉、密集、密接)」は当初、広がりを見せなかった。そんな折、東京都の小池百合子知事が殺到する報道陣に“密です”を連呼したことが報じられると、ネット上で話題となりツイッターには発言を題材にした投稿が相次ぎ、一挙に拡散した。

 

選考委員の一人、言語学者の金田一秀穂氏は「“3密”は健気な日本語である。結婚の条件としての“3高”。大変な肉体労働を表す“3K”。いくつかある大切な項目をまとめる言い方が日本語に合っていて、得意技ともいえる。この悲劇的厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮して注意すべき心得をまとめて表し、予防を喚起した」と評した。大阪も今、第3波が来、自粛生活が要請されていて、なかなか終息の見込みはない。

 

まだまだ人との三密を避けなければならないが、このような緊急事態だからこそ、神との三密(神との親密な交わり、蜜より甘いみ言葉の味わい、神との密着により栄光から栄光へと変えられていく。)を求めて祈り、執り成すクリスチャンでありたい。

「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さいます。ヤコブ書4:8