2020.12.20 牧師の書斎

今年の元旦礼拝メッセージ「向きを:変えて出発せよ」を覚えておられるだろうか。2020年は、経験したことのない記憶に残る年であった。あと11日、今年を振り返って、今もう一度考えてみると…

 

今年は新型コロナウィルス感染症の世界的流行により様々な新しい生活スタイルへと向きを変えることを余儀なくさせられた。4月、5月は緊急事態宣言発令により、教会での礼拝が出来なくなり、ネット配信となった時、一時的に不安な気持ちになった。今まで、CGNTVからの依頼でカメラに向かってメッセージ収録を何度もしてきたにも拘わらず兄弟姉妹と共に礼拝を捧げられないという状況はさすがに不安であったが、「向きを変えて」新しい宣教へのチャレンジとして受け止めた。

 

今年の宣教会議で長年祈ってきたバリアフリーの新会堂建設着手の決定したものの、一時、向きを変えなければならないと、思っている現状である。都市計画道路八尾空港線の工事が周辺では始まりつつあるが、八尾南会堂の部分はまだ予算化出来ていない状況である。普通に考えると難しいと感じる。

 

だが、私たちは、常識の世界から信仰の世界に移された者たちである。救い主のご降誕を感謝するこの時、「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君と呼ばれる。・・・万軍の主の熱心がこれを成し遂げる」(イザヤ書9:6,7)との約束に感謝する、と同時に私たちへの神の「印」は「飼い葉おけに寝ておられる嬰児」である。心の向きを変えて永遠に変わらないお方に目を注いで祈っていこう。