2021.1.17 牧師の書斎

今年に入ってからコロナウィルス感染が拡大し医療崩壊が始まり、11都府県に2月7日まで緊急事態宣言が発出された。再び飲食店の時間制限、また外出制限される中、いつまで続くのか分からない事に不安やストレスを感じている人が少なくないだろう。このような状況の中にあって主が私たちに望んでおられる事は何か?

 

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について感謝しなさい」(1テサロニケ5:18)もその一つであろう。順風満帆の時は出来るだろう。しかし、逆風が吹いている時は少々難しい。偉大な実業家であり、熱心なクリスチャンであるポール・マイヤー氏著の「成功への25の鍵」を何度か読んで私自身、今も実践していることがある。「悪い否定的な時こそ、成功と躍進の完全な繁殖地である。あらゆるすべての状況の中で感謝することを学んだ人の人生は富んでいる。」と書かれている。

 

詩篇103:2「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主が良くして下さったことを何一つ忘れるな」とある。イスラエルの民の失敗は「神が見せて下さった多くの奇しいことを忘れてしまった」(詩篇78:11)ことにある。ある研究によると「毎日の生活で感謝している人たちは、鋭敏さ、情熱、決断力、注意力とエネルギーにおいて、より高いレベルにある」と報告されている。

 

だから、今まで経験しなかったコロナウィルス感染拡大を、日本宣教の壁を打ち破るチャンスの年、時と捉えよう。神の恵みをいつも心に刻み、絶えず思い起こし感謝する日々を生きる、と心に決めて過ごすならきっと以前よりも主と共に信仰に生き喜んでいるだろう。すべての事の中に神の御手を認めつつ主に感謝しよう。