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2021.3.28 牧師の書斎

出戸新会堂建設のために、毎夜10時に兄弟姉妹がそれぞれの場所で祈っていることを思うと心を熱くされる。

 

兄姉方も同じく心を熱くされているだろう。すでに尼崎信用金庫の融資審査結果待ちである。2社の建設会社からの設計図と見積書も提出されて検討中である。予算の関係で会堂総床面積と躯体は変更出来ないが、部屋の間取りとか具体的な事を決めていかなければならない。

 

会堂建設のことを考え祈っていて、ヨハネ5章にあるベテスダの池の回廊の病人のことを思い浮かべた。ベテスダとは「恵みの家」という意味である。彼は長い間、本当に長い年月、38年もの間、その池の回廊に伏せっていた。この池には天使がやって来て水がかき回された時、一番最初に池に入った病人が癒されるとの伝承があり、忍耐強くその時を待っていたのである。彼は、主イエスに「私には、水がかき回されたとき、池の中に私を入れてくれる人がいません」と言ったが、主がその病人に「起きて、床をあげて歩きなさい」と言われ、歩き出したという出来事が記されている。

 

八尾南会堂が防災道路計画で行政が動き、その資金で出戸新会堂建設すると、20年以上、「水がかき回されること」を祈ってきた。私自身、長い間本末転倒した考えを持ち、神の恵みの中に置かれていながら、いつの間にか自分の力でしようとしていた事に気付かされ、不信仰を悔い改めた。神が行政を動かされるために、祈って来たが、神に信頼し、歩み出すことによって行政が動かされると信じている。2月の宣教会議で提出された計画書に変更が生じる可能性があるので改めて臨時総会を開催したいと思っている。続けて心を合せ祈りバリアフリー宣教の実現のために祈ろう。