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2021.4.11 牧師の書斎

4月は入学、入社式などが各地で行われ新しくスタートする、まさに春爛漫の良い季節である。

 

年が改まった新年のスタートとは大きく違う。晩秋に落葉した木々が冬の間死んだかのように見えるが、春の息吹と共に枝の間から新芽が出、瞬く間に木全体を新しい衣で覆う姿、桜の様に枝から小さな蕾を次第に膨らませ、やがて堅くなっていたのがほころび、花を枝全体に咲かせる姿は創造者の御手の見事な業である。

 

今年も、昨年に続いて経験したことのないコロナウィルスによって気がそがれる今日この頃であるが…。

 

関西圏の桜は散ったが、まだまだこれからが文字通り百花繚乱の季節の到来である。色とりどりの花が咲き、新しい淡い葉が出始め瞬く間に桜の木全体が青葉で覆われ、太陽の光でまぶしく輝く。

「神がこれほどに装って下さる」(マタイ6:30)花々や木々のいのちの胎動は神への賛美であるなら、私たちも主の「十字架と復活」が、それこそ私たちの生きる力であることを告白して主を称えよう。