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2021.5.9牧師の書斎

思っていることを伝えたい気持ちと裏腹に言葉にしようとするとなかなか書けないもどかしさがいつもある。思い巡らせていると5月第2日曜日の母の日、今日であるが、箴言31章10節の「しっかりした妻をだれが見つけることが出来よう」というみ言葉が与えられた。

 

妻が一番大事にしていることはもちろん神さまである。次はFamily(家庭)。それは私たちにとっての豊かな人生のキーワードである。み言葉には「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい」(詩篇127:1)とある。多くの家庭崩壊が増大しつつある昨今、大切なことは家庭の中心に主を迎えることは言うまでもないが。健全な家庭を築くため箴言31章から3つの「F」が大切であると思っている。

 

1つ目のFはFood(食事)。バランスのとれた規則正しい食生活は健康管理の基本である。「夜明け前に起き、家の者に食事を整え」(15節)。2つ目のFはFuture(将来、未来)将来像。「ほほみながら後の日を待つ」(25節)。3つ目のFは、Faith(信仰)。「主を畏れる女はほめたたられる」(30節)。子ども達にも主を畏れることを生活の中で示してきたであろう。Faith〔信仰〕は神に対する基本的な姿勢である。み言葉に「信仰がなくては、神を喜ばれることが出来ません」(ヘブル書11:6)とある。周囲の人々からどう見られているかではなく、神ご自身にどう見られているか、喜ばれているかが、一番の関心事でありたいものだ。

 

神に懸けていく信仰によって数え切れない奇跡を目の当たりにした聖書に登場する母たち、成功、失敗にかかわらず、陰にある母の祈りに思いを馳せ、兄姉方、あなたの「お母さま」に感謝しよう。