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2021.6.20 牧師の書斎

出戸の新会堂建設のため祈り始めて20数年、長かったが、神の許しの時が来、具体的に始まるときが来た。開拓から数えてみると4回目となる。会堂建設には実に多くの労苦が伴うものである。しかし、私も妻も主の宮を建設することの光栄と祝福に預かる事への期待でワクワクし感謝している。

 

一番最初の教会は西木の本で開拓から3年目、わずか10名のメンバーで借りていた住居隣の工場を改装し、最後の仕上げのクロス工事は兄弟姉妹全員で徹夜して完成した会堂でのクリスマス礼拝は今でも忘れることが出来ない。それから僅か6年後の1983年、南木の本に移転し八尾南会堂建設に至った経緯に、神の御手を見させていただいた。建設会社を経営しておられる一人のクリスチャンとの出会いに導かれ、私たちの思いを超えた主ご自身の栄光を拝した。

 

「主よ。力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるものも、あなたにあっては変わりはありません。私たちの神、主よ。私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に当たります。主よ。あなたは私たちの神です。人間にすぎない者に、あなたに並ぶようなことはできないようにしてください。」(歴代誌14:11)というアサ王の祈りに「アーメン」と言わざるを得ない者である。それから10年後、1993年から出戸開拓伝道が始まる。賃貸住宅であった今の会堂の取得のためにも私たちの思いを超えた主ご自身のお働きがあった。1997年に経営状態が悪化した住宅会社が売り出したので、兄弟姉妹が心を一つにして祈り、小さな群れに大きな主の栄光を見ることが許され、十字架を掲げ、地域の救いの場所として私たちに任せて下さった。

 

神の現実の目撃者としてそのまますんなりと出戸に新会堂建設に導かれると思っていた。しかし、改造しながらその時を祈って待っていたが、導かれなかったが、昨年の総会で今までの「バリアフリーの福音を宣教する教会」の5つの宣教方策にさらに「地域社会とのバリアフリー(地域密着型のコミュニティーチャーチ)」を掲げ、信仰によって進むことを決意し主により頼みチャレンジすることを決定した。主が前を歩かれるので目を離さず群れ全体が一つのように前進しよう。