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2021.8.1 牧師の書斎

主イエスが山上で説教され(マタイ5~7章)、最後に「わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人と、聞いても行わない者はみな砂の上に自分の家を建てた愚かな人だと」たとえで話された。

 

2人とも自分の家を建てた後に「雨が降って洪水は押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけた」。しかし、砂の上に建てた家はひどい倒れ方をした。岩の上に建てた家は倒れなかった(マタイ7:24~27)。

 

教会の長年の祈りであった出戸新会堂建設が間もなく開始されようとしている。数か月前に設計するためボーリング調査がされた。その結果地下奥部まで粘土質が広がっていていることが判った。Webサイトで、大阪平野の形成について調べると、「大阪平野は縄文時代前期には内海の一部であった。その後、淀川や大和川のたびかさなる氾濫により土砂が堆積され、低地が形成された。1600年頃の江戸時代初頭には河内平野と呼ばれる低湿地帯が広がっていた。」と解説されていた。木造建築をする場合は土台は余り深く掘ることはないが、新会堂は重量鉄骨づくりで地下5mまで掘り下げて土台を作らないといけない。建築費が割高になるが、南海トラフ大地震の発生が近いと言わる昨今、主の教会がしっかりとした土台の上に建築できることを感謝している。

 

新会堂建設は手段であって目的ではない、と承知している。バリアフリーの福音を宣教する教会、主の御ことばを信じ、実践する教会として、大いに主に用いていただきたいと願っている。

今まで以上に志を一つに祈ってきた兄弟姉妹もなお聖霊なる主に励まされて、群れが神の栄光を配するために油断することなく祈り励んでいこう。