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2021.8.15 牧師の書斎

出戸会堂の備品の整理と移動を兄弟姉妹が奉仕して下さり昨日完了した。新会堂建設を請け負って下さった建築会社の社長が、「必要なものだけ取り出して下されば、後は解体の時に処分しますから」と言って下さったので引っ越し時の作業が軽滅されて感謝している。

 

1993年から出戸新規開拓伝道を始め28年間、外観は玄関の部分以外ほとんど変わっていないが、礼拝する部屋の壁を2度壊し、拡張する改装工事、またもともと居宅であった前面のブロック塀を壊してフェンスに替え、庭に植えられていた2本のヒマラヤ杉、欅の木を撤去したりした。

 

礼拝、宣教のためにいつも必要なものを与えられ、備品が毎年増えて行った。神が多くの兄弟姉妹を用いて、ともに神の素晴らしい宣働きに加えてくださり、御業を見させて下さった。

引っ越しのために押し入れや、納戸、また物置にしている部屋に置いている備品を整理している時、一つ一つの中に思い出があり、主のなして下さった恵みの足跡がある。主が必要をすべて満たして下さったその神の働かれる現実にふれたことは皆の信仰を目覚めさせてくれたのではないか。

 

備品の中には兄弟姉妹から見てガラクタのようなものであるかも知れないが、私と妻にとっては思い出が凝縮されているので、愛着もあり捨て難いものもあった。何度も迷いながらも捨てる決断をし、新会堂に合う必要な物は神が備えて下さると確信している。霊的にも、物質的も「新しい葡萄酒は新しい革袋に入れなければなりません」(ルカ5:37)の通り神の御心の今に間に合う群れとして新しい歩みを祈ろう。