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牧師の書斎 2019.2.17

高校時代の親友が昨年亡くなり、1周年の命日に訪問した。その日、クラスメート2人と半世紀ぶりに再会した。友人の奥様や娘さんを交えての数時間、50年以上の時の経過を感じることがなく、高校時代の教室にいるタイムスリップしたような不思議な空間の中で過ごした。


 後日、娘さんから手紙をもらった。「白黒だというだけで遠く感じられた父の卒業アルバムが、皆さまと語り合う機会に恵まれたことで、この一冊に色づく部分が増えました。妙なる感覚でありますが、当時の学生生活に父の視線をたどることが出来る気がしてくるのです。今も変わらず、父を想っていただき、多くの時を過ごして下さいましたことを感謝せずにはいられません」。


 以前、牧師の書斎にも書いたが、亡くなった親友は、高校時代私を初めて教会へ連れて行ってくれたその人である。彼が私を教会に導いてくれなかったら、私は妻と出会うことも、また教会の兄弟姉妹と一緒に今礼拝することもなかっただろうと想うと、彼は私の大恩人であり、私は神とYF君に感謝せずにはいられない。


 教会に導かれる前に良き友に恵まれたこと、またクリスチャンとされ、良き妻と共に主に仕え、神の同労者として宣教に遣わして下さり、家族が与えられ、教会に主にある兄弟姉妹たちを集めて下さり神の恵みを共に分かち合えるように今も全てを導いて下さっていることを神に感謝している。