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牧師の書斎 2019.2.24

来週は第42回宣教会議が開催される。宣教会議の案内にも書いたが、昨年は長年祈っている信仰の継承、三代目のクリスチャンが誕生した。私たちの教会が設立から42年過ぎ、メンバー全体の平均年齢が高くなる中、成熟した教会として次世代伝道の課題を抱えている。
 教会の将来を担っていく若い層に責任をシフトしていく必要がある。これまでの伝道方法を見直しながら、更に地域に密着する、地域の人々との人間関係を構築するプログラムを模索していきたいと考えている。

 

1963年にオランダの神学者が日本の教会の問題点に研究した論文が出された。そこには「日本の教会は内向きである。人間関係の中で伝道しなければ、日本の教会の将来はない」と指摘されていたが、当時、キリスト教会内ではそれ程深刻な危機感を感じられなかったそうである。それから半世紀近くたった今も問題点は同じであると思われる。

 

教会生活には熱心であるが、滅びゆく人々への関心がないと思われるほど立ち入らないように人間関係に気遣っている。私たちが創造主なる神を礼拝し、神に向かい賛美をささげ、霊的祝福にあずかり、その与えられた豊かな恵みをそれぞれが遣わされた所で証しをし、魂を獲得することが父なる神の御心である。宣教会議での兄弟姉妹からの積極的な提案や、意見等が出され、宣教する主の教会が建て上げられることを祈っている。