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牧師の書斎 2019.9.8

 「子ども食堂」が今月で4回目を迎える。


 以前、新聞で「子ども食堂」の記事を読んだ時は、普通に食事がとれない、今の時代の暗闇を見たように思えた。氷山の一角だろうが、連日のように、小さな犠牲者が報道されるニュースもまた聞くたびに心痛している。子どもは社会全体の宝、将来、希望であるはずなのに…。
 教会から子供たちが遠のいてしまって、教会学校伝道が難しい真っただ中の時代である。


2年前、集まっている方々が多くない教会で子ども食堂に取り組んでいることを友人から聞いた。その後、教会でもチャレンジしたい、と願い祈り始めた。始めは「伝道」のために、教会学校に繋がることを考えていたが、主は遣わされた地域にまず、仕える、ことを示して下さった。私たちに委ねられた地が癒され、多くの人の希望、救いの場として教会を用いていただけるように祈ってきたが、何よりも先に教会が地域に仕える必要を示された。遣わされた地に住んでいる全ての子どもたちに笑顔が取り戻されるために、この小さな働きが用いられることを祈って女性会を中心に兄姉の協力の元6月から始められた。


 集められている子供たちはまだ10数名だが何より教会の兄姉たちのサポートが心強く、感謝している。試行錯誤中の「子ども食堂」今月も第三土曜日、9月21日に開店する。兄姉方の続けて祈りの参加、奉仕の参加を宜しく。