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牧師の書斎 2020.3.8

 報道番組で連日新型コロナウィルスのニュースが流されている、1か月前までは集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の.ニュースでが.連日報道され日に日に感染者数が増加していたが、日本各地の感染者はまだ一桁でまだ危機感を感じていなかった。しかし北海道内で、また大阪でもライブハウスの参加者からクラスター発生し見る見るうちに感染が拡大しているニュースを見、身が引き締まる思いをしている。韓国の大邱では爆発的な感染拡大の後、マスクを求めて長い行列を作っているニュースを観て驚いたが、日本でもマスク入手困難でパニックになっていることを実感している。

先般、案内していた、韓国語礼拝の出席者の先生はじめ姉妹方が、高齢者対象の無料のヘアカットをされる予定だったが、コロナウィルス感染拡大の中、実施することは賢明でないと判断し中止されると連絡があった。それで一人の姉妹がヘヤカットの中止を知らないで来られる方へ、今、入手が困難なマスクを配布しようとドラッグストアーに奔走しておられ、私も手伝うように要請されて、先週の午前中4日だけドラッグストアーの前での行列に加わった。初めての経験である…店頭からマスクは消えているが、店によって毎日本日は何枚販売をしますと入り口に張り紙をしているので、入手可能かがわかる。まだ冬の寒さが残る朝、忍耐強く開店時間をまっている人が多い。待っている間、昔の井戸端会議のような(参加したことがないが)、マスク入手のための情報交換となっている。先週はトイレットペーパーやテッシュが入手できなくなるというフェイクニュースで人々の不安を煽りパニックになっているニュースをみた。いま私たちの見える世界は人々の不安や心配や不信、いら立ちがウイルスと同様に蔓延している。

主イエスは、私たちに「時代にあって地の塩であり、世の光」として生きるように期待されている。この世の流れに翻弄されないでしっかりと主を仰いでいこう。不確かな世界だからこそ、確かな、揺るぐことのない完全な父なる神を信じている生きざまを見せようではないか。