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牧師の書斎 2020.3.29

昨年の12月初め、中国の武漢で発症した新型肺炎のニュースが報道され、誰もが当初、中国国内だけで終息するだろうと思っていた。

 

新しい年、2020年に入ってからも、1月下旬にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での感染のニュースを毎日報道されていても世界中ではまだそんなに危機感を感じていなかった。が、今や凄まじい勢いで全世界に感染が拡大している。目に見えないウィルスの前に叡智を極めた人間の知恵ではどうする事も出来ない。

 

コロナウィルスの感染拡大は医療崩壊を露呈し医療パニックを起こすだけでなく、社会的活動が制約され、経済的恐慌の現実を引き起こし、世界中を恐怖のドン底に追い込んでいる。来週から、私たちの罪のためエルサレムに入城され十字架にかかられる主イエスの受難週が始まる。

 

このような危機的な時代にある時、人間は自己保身な方向に行き易いものだがが、私たちは今心を合わせて、
①世界的感染爆発の抑止と終息のために
②経済的な影響が最小限に抑えられるように 
③医療のため。ワクチンの開発のために
祈ろう。危機に直面した時こそ、神に熱心に祈る教会(使徒12:5)としての私たちの教会に与えられたミッションを果たしていこう。