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2020.9.20 牧師の書斎

パレスチナ問題を巡り、長年対立が続いてきたアラブとイスラエルに変動が起きている。9月15日、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)、バーレーン両国と米国の仲介を受けて国交を樹立する歴史的な合意文書に署名された。「反イラン」を安全保障上の共通項とする湾岸諸国と、「敵の敵は味方」ということでイスラエルと連携する動きが昨年から水面下で始まっていた。もしもサウジが関係正常化に傾けば、アラブ諸国が一気にイスラエルに近づくと見る向きは多いそうである。

 

BFPJapanのニュースレター10月号には「仲介をしたアメリカは、これを『アブラハム合意』と呼びました。ユダヤ人とアラブ人の両国(イスラエルとUAE)が、キリスト教国(米国)の仲介で和平を実現したからです。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三大宗教はアブラハムを父祖としており、これら三者の合意ということです」と書かれてあった。

 

「祈りの課題」に、「中東戦争勃発の原因となったユダヤ人とアラブ人の対立が今、私たちの目の前で崩れていこうとしています。エゼキエル書38章には、ロシア(マゴグ)、イラン(ペルシャ)、トルコ(ベテ・トガルマ)とその連合国がイスラエルに攻め込んでくることが記されています。一方、参戦しない立場のシェバとデダンは、現在のサウジアラビアやUAE、オマーンなどがあるアラビア半島の国々です。 預言成就に向けて激動する今、真の神の存在をすべての民が知ることができるよう、目を覚まして祈りましょう。」と書かれていた。「History(His Story)神のストリー」と言われている歴史が、終わりの日に向け1ページずつ確実に綴られている。

 

時代の証言者としてこれからも、終末の日時計と言われるイスラエル、中東情勢を注視しつつ祈り続けていこう。