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2020.11.8 牧師の書斎

教会設立20周年の記念誌に牧会に行き詰まりメッセージが出来なくなったときの事を書いた。その記念誌をJECの諸教会へ送った後、読んで下さった友人の牧師から「福島先生、そんなことあったのですね。安心しました」と励まし?の言葉をかけてもらった。

 

アブラハム、ヤコブ、その他大勢の聖書の登場人物たちの失敗談が書かれている。私も負けないくらいに、失敗してきたし、これからも多くの失敗をすることは分かっている。困った者であるが致し方ない。特に運命共同体の妻にはありがたいとつくづく思わせられている。どんな時でも寛容な心をもって私を愛して受け入れ、祈ってくれているから感謝している。教会の兄弟姉妹にも共に祈り、歩んで来て下さっていることを感謝している。

 

1タラント預かったしもべは失敗を恐れてそれを土の中に隠しておいた、という主イエスが語られた「タラントのたとえ」がある。幾多の困難を乗り越え成功を収めたアメリカ建国の偉人ベンジャミン・フランクリンの言葉に「多くの事をする人は、多くの失敗をする。しかし、その人は『何もしない』という一番大きな失敗をしない」とある。

 

失敗も大丈夫!諦ずに、再度、再再度挑戦し、主から与った1タラントを活用してほめていただく者になりたいと思う日々である。弱さや欠けの中にあっても、常に、神の愛で立ち直り、主の御業に生きるため走り抜けた弟子たちのように!