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2020.11.22 牧師の書斎

今日11月22日は、「いい夫婦の日」と呼ばれるようになってまだ日が浅い。先週の新聞記事に明治安田生命保険会社が「コロナ禍で2割の男女が、夫婦仲がよくなったと感じ、仲が悪くなったと思う人の3倍に」と、アンケート結果を発表した。

 

「仲が良くなった」「どちらかといえば良くなった」と答えた男女に理由(複数回答)を聞くと、在宅勤務などを通じ「コミュニケーションや会話の機会が増えたため」(62・5%)が最多で、「一緒に食事をする頻度が増えたため」(37・1%)が続いた。理由には男女の違いも見られ、「配偶者が家事や育児に協力的になったため」とした。

 

この思いもよらないコロナ感染の防御には、お互いの協力と助け合いが必要であり、これは夫婦本来の姿である。「ユダヤ人の安息日というと、律法主義の典型のように考えている人がいるかも知れない。しかし、安息日が始まる金曜日の夜、一週間で最高のごちそうを囲み,家族全員が団らんの時を持つ。多忙な6日間を過ごして不足した夫婦や親子の語らいを回復する時である。安息日前になると花屋さんの花が安くなる。それは花を買って妻にプレゼントするためである。」(「実は知らなかったイスラエル」より抜粋)

 

以前、エレサレムで10日間滞在した時、土曜日の朝、一部の道路が歩行者天国になり年寄から子どもたちまで一家全員が揃って、歩いてシナゴーグ(会堂)へ礼拝に行く光景を見て感動した事がある。Withコロナは夫婦の回復、家族の回復の良い機会のようであるが。さて兄姉は?