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2021.10.24 牧師の書斎

NHKの「ガッテン」と言う番組を見ることが多い。13日の放映分で「かむ力」というテーマの最新研究で、かむ力が弱い人ほど心臓病、脳卒中リスクがアップすると言われていた。番組では100人の方のかむ力を測定した結果、かむ力が弱い人はやわらかく脂質の多い食生活になってしまう可能性があり、脂質のとりすぎは血管にダメージを与えるという。

 

番組の中で食材を10段階に分け、ランクをつけた「かみごたえ早見表」が紹介された。食事の栄養のバランスとともに、「かみごたえ」のバランスも整えようと勧められた。かみごたえの高い食材は、ハードグミ、さきいか、たくあん、みりんぼし、ニンジン、セロリ、赤身肉のステーキなどが挙げられていた。番組を見て、私たちの食生活が年とともに柔らかい食物に偏る傾向があることに気づかされ、食生活の改善をしていこうと妻が言った。

 

第一コリント書3章に、使徒パウロは信仰生活の柔らかい食物と堅い食物について言及している。御霊の属する人は「堅い食物」を摂取するとこが出来る。パウロはコリント教会の中で、あなたがたの間でねたみや争いがあることからすれば、キリストにある幼子は乳や柔らかい食物しか摂取出来ない肉に属する人と呼んでいる。それは信仰生活の年月には関係がない。

 

「堅い食物」を摂取することが出来る御霊に属する人は自分の努力や、頑張りで信仰生活をしない。御霊に属する人はどんな時でもすべての事を神にまかせて、信仰の中にいる、またみ言葉を信じ続ける人のことである。霊的健康な人は日々、神に信頼して生きる。私たち、御霊に属する人は、御霊の自由の中で日々主と周りの人々と共に祈りあい、互いに大人として相互扶助して生き、神の栄光を現わしたい、と願うものである。