· 

2021.11.28 牧師の書斎

聖書は神と人間の契約の書であり、キリスト以前の古い契約である旧約聖書と、キリストがこの世に来られ、私たちの罪のために十字架にかかられ葬られ、三日目の復活された新しい契約書である。

 

新約聖書は人類救済の神の計画が完成された書である。旧約聖書最後の書であるマラキ書と新約聖書の福音書の間には約400年の中間時代がある。この間、神の黙示がなく霊的に暗黒時代のように見られている。しかし、この時代こそ、スウェーデンの古い諺に「神の臼はゆっくりと、しかも確実に回っている」とあるように、神が救いの完成に向けて着々と準備をしておられた。

 

ローマ帝国が世界を支配した時代、ローマの平和、すべての道がローマに続き、ギリシャ語が共通語となっていたので、パウロの宣教によってローマ帝国にくまなく福音が自由に宣べ伝えられた。まさに主イエスの誕生は「時が満ちた」最上のタイミングであった。

 

今日からアドベント(待降節)に入り、クリスマス・イブまで毎週日曜日に1本ずつローソクが灯されていく。クリスマスは主イエス・キリストが誕生されたことを喜ぶだけでなく、再び私たちを迎えにこられる王なる主が再臨される時を待ち望むことでもある。